先日、じいじ、ばあば、夫、息子と共に登山をした帰りに、とある埼玉の日帰り温泉に寄った。
その夜、夫が青ざめた顔して唐突に話し出した。
「…今日行った温泉で、気持ちの悪いものを見てしまいました。」
「何?」
「あなたのお父さんと息子が先に露天風呂に行ってしまったので、追いかけるように後から外に出たのですが…」
「うん。」
「出たところにすぐ、長命湯といって、飲める温泉がありまして、そこに…」
「あられもない姿の男がこのようなポーズで、長命湯を飲んでいたんです。なんだか、芸術作品のようでした…。」
「芸術作品なら、美しいんじゃ。」
「いや…私は露天風呂に行く手前で、そのミケランジェロの作品かと思われるような芸術作品に阻まれ、身動きができずにいたんです。10秒以上、セクシーポーズを強制的に見せつけられ複雑でした。」
「じゃあ、後ろを通れば良かったんじゃ…。」
「あの芸術作品を後ろから通ったら、見えるじゃないですか、○○が!見たくない…。」
Statue of Liberty(自由の女神)は見られないが、Statue of Healthy(健康の男神)なら、ここ埼玉でも見られることが分かったのであった。
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